蕪Log

同人サークル「蕪研究所(ブラボ)」だったり、日常のよしなしごとだったり。あらゆる意味で日記です。

棺の中は黄色いバラ を読みました

先月行われていたニコカド祭りで、電子書籍が様々半額になっていました。

半額なら……と思い気になっていた本いなかった本を一万円ほど仕入れたのですが、その中から早速金が出てきてうれしかったので、メモをしておきます。

漫画のダイジェスト

親が人殺しの少女。自らが親殺しとなった転校生。

二人は荒れ果てた秘密の花園で、人殺しの話をしています。

人殺しの先輩に、少女は尋ねます。

人を殺すってどういう気持ち? 誰を殺したらいいと思う?

誰を殺したら、パパとママの気持ちが分かると思う……?

何を書いてもネタバレになるすてきな漫画です。

物語は、主人公の女の子スミが抱く異様な純粋さと、そこから発する真っ白な殺意を軸に動いています。

しかし彼女を取りまく同級生達もまた、魅力的なキャラクターです。

彼ら、彼女らの人心の機微が巧みに絡み合い描かれ、形を持った思春期の少年少女達による、耽美でどす黒い親殺しの物語になっています。

同時に、親という存在に対して、愛情を希求する物語としても楽しめました。

ダークな雰囲気がお好きで、少し寂しい方に、ぜひお勧めしたい漫画でした。

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