蕪Log

同人サークル「蕪研究所(ブラボ)」だったり、日常のよしなしごとだったり。あらゆる意味で日記です。

三枚目のモニターに縦モニターを追加した話

追加しました。

大変快適です。パソコンを使う全人類にお勧めしたい。

なぜオススメしたいかを書いていきます。「いうて複数モニターいらんやろ」って思っている人、特に創作者、ぜひ読んでみて下さい。

そもそも、モニターは一枚では足りない

何かを作るのに、モニターは一枚では足りないんです。なぜかというと、一枚のモニターは創作するアプリケーションに占有されるためです。

「いや、創作するアプリケーションが動けばいいじゃない」違うやろがい。

見るでしょう。資料を。

プロットを、設定資料を、ネタを探したブラウザを、Tweetdeckを。

いちいちAlt+Tabで切り替えて見るなんて、時間の無駄だし、意識の連続性が途絶えて集中力が切れる原因になります。これは良くない。なので二枚は必要なんです。

じゃあ、三枚目って何?

資料が画面一枚で納まると思うたか、バカめ……!

実際の所、プロットまたは設定資料と、それを補強するための検索窓は、別になる事が多いと考えています。

それらを全て参照しながら書く為には、モニターが三枚必要と言うわけです。

モニター二枚の時には、執筆するアプリケーションを固定して、プロットと検索窓を切り替えながらやっていましたが、この切り替え、結構ミスる。不随意なウィンドウが開いてしまってストレスになる事がかなりありました。

「ならば、全部表示するか」となって、モニターを増やしたのがイマココです。せっかくなので縦向きにしてみました。

すると、上記の問題点が解消されるに留まらず、副次的な効果も現れました。

Web小説が、ブログが、読みやすい!

Web小説やブログのような文章量の多いコンテンツを、サラサラと流し読みすることにかけて、縦向きモニターは非常に役立ちます。

横が短いので、情報の移動がスクロールだけですみ、目を動かさずにすむのですね。これは助かります。メインモニターがウルトラワイドの自分にとっては尚更。

一度に入ってくる情報量が多くなるのも救いの一つです。

画面のイメージとしてはこんな感じ。デカイスマホで文章を読んでいるような感覚ですね。

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引用元:拙作 貧乏くじ 作者: 小野秋隆

検索する資料は縦長のことが多いので、大変助かっています。

縦長の画像を大きく表示できる

できます。使い途は各自考えて下さい。

コスパは自己判断で

モニターアーム、5000円。

モニター、安さを追求して12000円。

僕は17000円の価値を、トリプルモニター(縦)に見出しました。

皆さんもどうですか。軽率にやってみませんか。

Trelloでプロット管理をしてみた話

創作者さん向けの記事です。長編を書くときのプロット管理方法について、TrelloというWebサービスを使ってみたレポを書いてみます。

Trelloとは?

ボード・リスト・カードという概念を用い、タスクをカンバン方式で可視化するツールです。

見た目はこんな感じです。

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ボードが一つのプロジェクトを示します。この記事では、一つの小説という括りにします。

カードは、一つのタスクを表します。この記事では、プロットのいち意味段落単位を示します。

リストとは、カードのステータスをグルーピングした物です。この記事では、カードの進行状態を示します。

カードの使い方

カードには説明とコメントを残すことが出来ます。

タイトルに大見出しを書き、説明に詳細な内容を書いておくことで、いつでもどこからでも参照・編集可能なプロットが出来上がります。

プロットの内容について検討が入った場合には、コメントに残しておくことで、後に設定の破綻や、リライトの必要が生じたときに、判断の根拠を再確認することが出来ます。

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リストの使い方

Trelloらしく、Todoリストとして運用するのが良いと僕は思っています。

プロットも、設定練りも、全てTODOです。なので状態は「未着手」「進行中」「完了」のどれかになるはずです。

ですから、そのようにリストを作っておきます。執筆の進行状態が可視化されることによって、モチベーションの向上、あるいは焦燥感を出すことが出来ます。

ここにプロットの場合、「未検討」というステータス、即ち「出来事は思いついたが何を書くかは決めていない」を入れたくなります。

しかしTrelloについては、説明が付いているカードにはそれらしいマークがカードの左下に現れます。リストを増やしすぎると面倒になるので、これで判断するのが良いでしょう。

あとはカードに付いていたりいなかったりする色つきのバーについて説明して終わりです。それはラベルという機能です。

ラベルの使い方

プロットを立てたら、そこで起きる事件が定義されることになります。

その事件が、「物語」あるいは「読者」にどういった影響を与えようとしているから必要なのか? を検討するための分類を、ラベルを使って行います。

僕のラベル分類は今のところこうなっています。もし、緑色だけのカードが残っていたら、要注意というわけです。誰の掘り下げでもなく、読者に何の感慨も与えない出来事、即ち無駄があるということです。

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おわり

昔の人は言いました。

プロット管理工数は出来るだけ減らせ、と。

検討する時間はいくらでも取って良いと思いますが、検討の際に一覧性や検索性の悪さによって時間を取られるのは本意では無いと思います。

僕は一手法として、いまこれを使って一本書いてみています。書き上がったらまたフィードバックを投稿すると思うので、気長に待っていて下さい。

拙作「レナ・ブラッドペリの姉」についても、ご期待下さい。

京都旅行に行くために靴を買った話

表題の通り、京都に行きました。その結果、やっぱり「ツールへの投資」って大事なんだなと再認識したと言う記事です。

京都へは何をしに?

写真を撮りにです。

装備

  • α7Ⅲ
  • TAMRON 28-75mm Aマウント
  • SONY 70-300mm Aマウント
  • SONY 90mm Macro Eマウント
  • ストロボ 43
  • 三脚(ナショナル ジオグラフィックのやつ)

僕が持ってるカメラのフル装備で行こうとしましたが、まぁまぁな重さになります。小銃一本分くらいでしょうか。

このフル装備、実は持ち出すのは初めてではありません。しかしこれ、足への負荷が尋常ではありませんでした。三時間も歩けばへばってしまうような痛みが襲ってきます。

しかしせっかく京都に行くのに、休んでばかりじゃ勿体ない。食事の間以外は歩き回って写真を撮りたいと思うわけです。

そこでカメラの先輩氏に相談したところ……

靴、変えたら?

靴を買うことを提案されました。

確かに、前々から「靴は機材」と言われていることを知ってはいましたが、それは一体どう言うことか考えたことはあまりなくて、町歩き用のスニーカーを使っていたのでした。歩きやすいからね。

先輩氏曰く、カメラ用の靴選びのポイントは三点。

  • 底が厚くて硬いこと
  • 防水機能がついていること
  • 足のサイズにぴったり合うこと

上記を満たした、トレッキングシューズを勧められました。山登り用と認識されているあれです。

町歩きにトレッキングシューズは果たして適しているのか? その疑問を解決するべく、まずは履いてみるしかない。我々はmont-bellへ飛びました。

買った靴

これです。約16000(税込み)

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ホントはイタリアメーカーのがかっこよかったのですが、あれは足が細い人向けに作られているらしく、平たい足族の日本人にはなかなか合わないようで。ただ、こいつも履いて回ってみた感想としては気に入っています。

効果

絶大でした。

10kg弱を背負って累計20時間ほど歩き回ったでしょうか。足の裏に関しては全くのノーダメージでした。

歩行時の衝撃がまったく足に来ないので、重い靴を履いているはずなのに足取りは軽やかで、なぜか軽装なはずの友人たちが先に疲労を訴える一幕までありました。

渡月橋の河原にある砂利道を歩いた時にも、抜群の安定感を示し、これは優勝ですわと思いながら家路につきました。

帰宅後

足裏以外は普通に疲労していたようで、帰宅後全身が筋肉痛に襲われました。

ツールを変えれば作品も変わる

何度か言及していますが、ツールを変えるための投資をすれば、その何倍ものリターンがかえってくることがあります。

今回の靴については、まさにそれだったと言えます。環境を改善するための投資を渋っている方の後押しとなれば幸いです。

ごちゃごちゃ言ってないで写真を見せろ

はい。

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