蕪Log

同人サークル「蕪研究所(ブラボ)」だったり、日常のよしなしごとだったり。あらゆる意味で日記です。

PSVRを触りました

PSVRの体験会を開催することになり、触っていました。

セットアップでハマった

まずはセットアップだとウキウキしながら手順書通りに行ったのですが、うまく動きませんでした。

  1. ソフトは起動する。アイキャッチのイラストは表示される。

  2. 読み込み中のくるくる回る点も出る。

  3. しかし、肝心のVRヘッドセットは真っ暗のまま、うんともすんとも言わない。

サポートに電話しても解決せず、手をこまねいていましたが、原因は意外なところにありました。

PSカメラの上下が逆だった

ケーブルの近くに三角形のマークがあります。それが下を向くようにおいてあげないと行けなかったんですね。

向きを直したらちゃんと動きました。

ゲームは素晴らしいの一言

動いたのでアプリをいろいろ入れてみました。

イーグルフライト

ワシになって人類滅亡後のパリを飛び回るゲームです。今日体験した中で一番、買って良かったと思います。

頭の傾きで方向転換するのですが、この操作がとてつもない没入感を生み出します。意の赴くまま動ける。とても直感的な操作だと思いました。

ややトゥーンシェーディングめいた密度の粗いグラフィックも、いい感じに情報量の削減が成功しています。

「飛んでいる」という非現実体験を、現実に体験できる。

VRの醍醐味を体現した、良いゲームでした。

KITCHEN

話題のバイオハザード7体験版。

多く語りはすまい。気がつけばコントローラーをぶんぶん振っていたということだけお伝えしておきます。

Project Diva Future Live 2nd Stage

Vocaloidのライブが見られるゲーム。インタラクションとして、サイリウムを振る(=コントローラー)、コールを入れる(=マイクに声を出す)が可能です。

時間の都合でちょっとだけしか見られませんでしたが、Vocaloidライブ会場の雰囲気の一端を味わうことが出来ます。リアルライブ会場より近い位置、あるいは上空から見ることも出来、満足度は高かったです。

また、ライブ演出についても目を見張る者がありました。会場を飛び交うエフェクター、花道の代わりに浮遊ホログラフィに乗って客席を巡るルカさんなど、VR空間ならではの楽しみがたくさんです。

ヘッドホンを改善したら、もっとライブの熱を感じられそうです。無限の投資。だけど、それを許せるくらいに満足です。

黎明期でこのクオリティ。今後に期待が膨らみます

PSVRの発売から、確か一月ほどだと思います。

いまだ黎明期と言うこともあり、PSVR専用のコンテンツは両手足の指で収まってしまうくらいの数のみ。

しかし、そのどれもが精鋭です。VRという新たな体験空間への期待が文句なしに高まります。

PSVRならば、メーカー希望小売価格だとほとんど十万円くらいで環境が整います。満足できるVR環境としては比較的安価です。(あくまで比較的に、ですが……)

今後のアプリ展開も期待できますし。発売が確約されている者だと、KITCHENの流れでくるバイオハザード7が期待大。

直近の「つもり貯金」のモチベーションになりました。必ず自宅にも環境を用意したいです。

棺の中は黄色いバラ を読みました

先月行われていたニコカド祭りで、電子書籍が様々半額になっていました。

半額なら……と思い気になっていた本いなかった本を一万円ほど仕入れたのですが、その中から早速金が出てきてうれしかったので、メモをしておきます。

漫画のダイジェスト

親が人殺しの少女。自らが親殺しとなった転校生。

二人は荒れ果てた秘密の花園で、人殺しの話をしています。

人殺しの先輩に、少女は尋ねます。

人を殺すってどういう気持ち? 誰を殺したらいいと思う?

誰を殺したら、パパとママの気持ちが分かると思う……?

何を書いてもネタバレになるすてきな漫画です。

物語は、主人公の女の子スミが抱く異様な純粋さと、そこから発する真っ白な殺意を軸に動いています。

しかし彼女を取りまく同級生達もまた、魅力的なキャラクターです。

彼ら、彼女らの人心の機微が巧みに絡み合い描かれ、形を持った思春期の少年少女達による、耽美でどす黒い親殺しの物語になっています。

同時に、親という存在に対して、愛情を希求する物語としても楽しめました。

ダークな雰囲気がお好きで、少し寂しい方に、ぜひお勧めしたい漫画でした。

https://www.amazon.co.jp/%E6%A3%BA%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AF%E9%BB%84%E8%89%B2%E3%81%84%E3%83%90%E3%83%A9-1-%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8F%E3%82%B7-%E3%83%9E%E3%82%B3/dp/4344836952

艶惨5に遊びに行ってきました。

艶惨という、名前からしてテラテラした命の雫が滴っているイベントがあり、買い子として遊びに行ってきました。

艶惨 ※R18Gにつき注意 https://twitter.com/enzan__/status/785391230326706178

即売会スタイルのイベントで、ゴア&フェティッシュの御旗の下、多数の作家さんがされた思いおもいの表現を手にとって持ち帰ることが出来ます。

いつの間にか5回目の開催だそうで、最初の開催に訪れてからご無沙汰している間にずいぶん時間が経ったものだなぁと、しみじみ感じながら回っていました。

その間にいろいろ記憶に残しておきたいことがあったので、メモをしておきます。

長岡建蔵先生のポストカードが買えた

今回参加の主目的でした。艶惨で出会った同氏の作品にずば抜けて大好きなイラストがあり、そのポストカードが頒布されると言うことで迷わず購入しました。

頭蓋骨の脳室が淡いピンク色に満たされていて、その中に天使二人が羽をたたみ安らかに眠っている、と言う。

文字にすればそれだけなのですが、なんとも甘美な、各々の中に内在するイデアのような理想の少女性を感じさせるイラストなのです。

ご本人のTwitterでもご紹介をなさっていたので、ご案内だけしたかったのですが発掘できませんでした。

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掘骨砕三先生の色紙ライブが見られた

掘骨砕三先生は、虫や獣に人体をなぞらえて性的な漫画、イラストを描く、その手の方々にとってとても有名な作家さんです。

リクエストを受けて色紙を描いていらっしゃったので、描き始めから終わりまでを一枚拝見していました。

線画をサインペンで一発書き。平筆に水彩絵の具を含ませて巧みに描かれる様子。

それが全く意識していないある瞬間から、線の集合からキャラクターになり、色が衣服と頭髪と肌になるのですね。

やはり絵描きさんの所行は魔法のようです。

一枚の色紙にかけた時間、約30分ほどでしょうか。実際に短い時間でしたが、あっという間でした。

今回描かれていたのは金蛇をモチーフにしたキャラクターでしたが、合間のトークで、同氏が幼少の頃からそうした生き物に対する興味をお持ちで、それは子ども心という側面もあったのでしょうが、ともかくそれを現在に至るまで覚えていらっしゃると言うことが分かりました。

いつの世も創作を支えるのは経験と感動なのだなと。

また、先生の見た目がごく普通の、丸メガネの似合う優しそうなおじさんだったことも言い添えておきます。

作風と外面は必ずしもリンクしないようです。

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蒲田くん

ものすごい完成度のシン・ゴジラ蒲田くん。写真は帰宅したら貼ります。

ほか、入手した作品

  • GENk先生の画集

  • チョコ譚先生のクリアファイル・ポストカード

  • ヨシジマシウ先生の漫画「異種百合少女図鑑」

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ゴア表現がOKならお勧めです

そのほかにも、気になる作家さんはたくさんいらっしゃった……のですが、痛恨のお金引き出し&当日のキャッシュカード忘れによりちょっと寂しい……いや、救われたのかも。お金が潤沢似合ったらグラフィックパーカーとか買っちゃってたかもしれません。

猟奇的な作品、と言うと、通常の即売会ではもっと明るい作品に埋もれてしまって、なかなか見つけ出せない印象があります。

そういう意味で、ここにあるのは頭からしっぽまで猟奇と倒錯だけで、安心して(?)見て回ることが出来ます。

展示されているものを見て回る、美術展のような楽しみ方も出来るのではないでしょうか。新しい倒錯的な表現と出会えること請け合いです。

入場料千円、決して高くはありません。