棺の中は黄色いバラ を読みました
先月行われていたニコカド祭りで、電子書籍が様々半額になっていました。
半額なら……と思い気になっていた本いなかった本を一万円ほど仕入れたのですが、その中から早速金が出てきてうれしかったので、メモをしておきます。
漫画のダイジェスト
親が人殺しの少女。自らが親殺しとなった転校生。
二人は荒れ果てた秘密の花園で、人殺しの話をしています。
人殺しの先輩に、少女は尋ねます。
人を殺すってどういう気持ち? 誰を殺したらいいと思う?
誰を殺したら、パパとママの気持ちが分かると思う……?
何を書いてもネタバレになるすてきな漫画です。
物語は、主人公の女の子スミが抱く異様な純粋さと、そこから発する真っ白な殺意を軸に動いています。
しかし彼女を取りまく同級生達もまた、魅力的なキャラクターです。
彼ら、彼女らの人心の機微が巧みに絡み合い描かれ、形を持った思春期の少年少女達による、耽美でどす黒い親殺しの物語になっています。
同時に、親という存在に対して、愛情を希求する物語としても楽しめました。
ダークな雰囲気がお好きで、少し寂しい方に、ぜひお勧めしたい漫画でした。
艶惨5に遊びに行ってきました。
艶惨という、名前からしてテラテラした命の雫が滴っているイベントがあり、買い子として遊びに行ってきました。
艶惨 ※R18Gにつき注意 https://twitter.com/enzan__/status/785391230326706178
即売会スタイルのイベントで、ゴア&フェティッシュの御旗の下、多数の作家さんがされた思いおもいの表現を手にとって持ち帰ることが出来ます。
いつの間にか5回目の開催だそうで、最初の開催に訪れてからご無沙汰している間にずいぶん時間が経ったものだなぁと、しみじみ感じながら回っていました。
その間にいろいろ記憶に残しておきたいことがあったので、メモをしておきます。
長岡建蔵先生のポストカードが買えた
今回参加の主目的でした。艶惨で出会った同氏の作品にずば抜けて大好きなイラストがあり、そのポストカードが頒布されると言うことで迷わず購入しました。
頭蓋骨の脳室が淡いピンク色に満たされていて、その中に天使二人が羽をたたみ安らかに眠っている、と言う。
文字にすればそれだけなのですが、なんとも甘美な、各々の中に内在するイデアのような理想の少女性を感じさせるイラストなのです。
ご本人のTwitterでもご紹介をなさっていたので、ご案内だけしたかったのですが発掘できませんでした。
掘骨砕三先生の色紙ライブが見られた
掘骨砕三先生は、虫や獣に人体をなぞらえて性的な漫画、イラストを描く、その手の方々にとってとても有名な作家さんです。
リクエストを受けて色紙を描いていらっしゃったので、描き始めから終わりまでを一枚拝見していました。
線画をサインペンで一発書き。平筆に水彩絵の具を含ませて巧みに描かれる様子。
それが全く意識していないある瞬間から、線の集合からキャラクターになり、色が衣服と頭髪と肌になるのですね。
やはり絵描きさんの所行は魔法のようです。
一枚の色紙にかけた時間、約30分ほどでしょうか。実際に短い時間でしたが、あっという間でした。
今回描かれていたのは金蛇をモチーフにしたキャラクターでしたが、合間のトークで、同氏が幼少の頃からそうした生き物に対する興味をお持ちで、それは子ども心という側面もあったのでしょうが、ともかくそれを現在に至るまで覚えていらっしゃると言うことが分かりました。
いつの世も創作を支えるのは経験と感動なのだなと。
また、先生の見た目がごく普通の、丸メガネの似合う優しそうなおじさんだったことも言い添えておきます。
作風と外面は必ずしもリンクしないようです。
蒲田くん
ものすごい完成度のシン・ゴジラ蒲田くん。写真は帰宅したら貼ります。
ほか、入手した作品
GENk先生の画集
チョコ譚先生のクリアファイル・ポストカード
ヨシジマシウ先生の漫画「異種百合少女図鑑」
ゴア表現がOKならお勧めです
そのほかにも、気になる作家さんはたくさんいらっしゃった……のですが、痛恨のお金引き出し&当日のキャッシュカード忘れによりちょっと寂しい……いや、救われたのかも。お金が潤沢似合ったらグラフィックパーカーとか買っちゃってたかもしれません。
猟奇的な作品、と言うと、通常の即売会ではもっと明るい作品に埋もれてしまって、なかなか見つけ出せない印象があります。
そういう意味で、ここにあるのは頭からしっぽまで猟奇と倒錯だけで、安心して(?)見て回ることが出来ます。
展示されているものを見て回る、美術展のような楽しみ方も出来るのではないでしょうか。新しい倒錯的な表現と出会えること請け合いです。
入場料千円、決して高くはありません。
Xperia X Compact がDocomoから出ると聞いて買い換えを検討する
メモ帳としてのスマホ
メモ用のツールとしてスマホを使い始めて、早四年ほど経ちました。
出先でも、風呂の中でも、どこでも立ち止まってメモを取れるということで、とても重宝しています。
三秒前に考えていたこと、正確に思い出せますか。失われてしまったものは引き出しようがありません。なにせそれがあったことすら分からないのですから。
それにつけて人間の記憶とはたちが悪いもので、「今すごく良いこと思いついた! はずなのに……どうして……」という焼け付きだけがいじわるく残ることが多々あります。そういうことが悔しすぎて、メモ帳を持ち歩いてはペンを無くし、反芻して記憶を保とうとすればだんごどっこいしょと忘れを繰り返していました。
スマホとの出会いは、そういう状況にあった僕には革命的だったのでした。
ともかく電池さえ残っていれば、そして指と頭が動けばすぐに、読み返せて見返しやすいメモが取れる。
同じころ、Evernoteの存在を知りました。あらゆる端末で同期まで取れる。もう何も言うことはありません。
ありがたいことです。
文字入力デバイスという意味では、スマホは片手に収まって欲しい
今でも、スマホで思いつきを書き留めたり、時々執筆をしたりしています。
記憶は生ものですから、素早く、余計なことを考えずに記録したいものです。そういった意味で、僕がスマホに求めるのは片手に収まることです。
スマホで文字を書く場面では、鞄やつり革を持っていて、片手が塞がっていることが多いように思います。
また、フリック入力の、ポイントしてスライドさせるという動作は、両手で行うとオーバーな動きになってしまい、疲れてしまいます。
いつでも、快適にメモを取るということでは、片手に収めたい。それが僕の欲求でした。
ついに出た、4.6インチのXperia後継機種Xperia X Compact
5インチのスマホでも手に余る状態の僕は、一回り小さい4.6インチのXperia Z3 Compactを愛用していました。
そのサイズで、今回新機種が出ると聞いて、いろいろ調べてみました。
日本向け特有の防水機能をもち、ベンチマークの結果はXperia Z3 Compactの約1.5倍程度とのことで、待ちに待った機種と言えます。
11/2にDocomoから発売となり、利用中のMVNOと合致する端末がようやく供給されることになりました。
手に入る日が楽しみです。