「いつかやりたいこと」をTodoistからGoogle Keepに移した話
表題の通り、「いつかやりたいこと」をメモしておく場所を、タスク管理アプリからメモ帳に写した、という話です。
それぞれのサービスの概要については、割愛したい。登録無料なのでピンとこなかったら使ってみて下さい。
「物事はスケジューリングされない限り実行されない」という原則
表題に使った「いつかやりたい」なんて言葉。これほど頼りない宣言も無いと思いませんか。
仕事でも趣味でも、やるためには工数と期日の確保が必要です。これらを確保することには三つ意味があります。
- 1日の予定を可視化することで、着手する内容への選択コスト軽減
- 期日を指定することで、「いつか」を「その日」に確定
- その目的のために工数を確保することによって、確実にその内容をクローズ
以上です。
べつに特別なことをしたいわけじゃないんだ……
いかめしい字面ですが、例えば人と遊びに行くときとか、同じようなことをしていると思います。この場合は相手の都合との折衝を行って、会う期日と時間を設定しています。それは延長する場合がありますし、その方が嬉しいのですが……おいといて。
このサイクルを一人で、自分自身のTODOを回すために利用する場合、困った問題があります。期日が(実際は有限ですが)無限遠に延長できてしまうことです。
先に例に挙げた、誰かと遊びに行く場合などは、相手と自分の都合と、行く場所の時期という三つの積集合で、概ね選択肢は3~4に納まるものです。しかし自分一人で何をいつするか決める場合、選択肢は(寿命というリミットを考慮しなければ)無限大です。
故に、「一生やれない」ことが多い。
先延ばし先延ばしにしている内に、その出来事に実際には内包されているが、見えていない期日が過ぎ去ってしまうからです。具体的には配信元が潰れたり、サービス終了したりです。悔しいことこの上ないです。
なので、やりたいことはリスト化して常に可視状態にし、常に着手可能にしておく必要があります。スケジューリングもして、今週はこれを読む、来週はさらにステップアップ……………………ってやりたかったんですが、出来ませんでした。
どうやって「読みたい物」を意識にいれ続けるか
前のエントリーで書いたとおり、僕は今深刻なインプット困難状態に陥っています。それを改善しようといろいろ考えた結果、まずは無理矢理にでも入れてしまえば良かろうと、先の方法を試したのですが……
- 当日のHPを考慮できていない
- 読書にかかる工数を均一に算出できない
という点で頓挫しました。頓挫しましたし、折角スケジュールしたのをあっさり次の日に飛ばしたりしてしまいました。
それじゃあ意味ないじゃんか…………悩みましたが、結局自分の体からの主張に折れる形で、”スケジューリング”の方を諦めました。「Google Keepに移す」という手続きがそれに当たります。すると、自分でも予想していなかった効果が現れました。
タスクとして点在しているより、一所にまとまってた方が、「やれてない感」がすげぇ出る
んです。
例えばこれは僕が摂取したいと願っている二次元コンテンツの一覧なんですが、どうですか。一つ一つが単騎で来るよりも、文字の圧力がありませんか。
この中から選び取る選択コストについては、「上から順番」という規則を設けることで解決しました。というわけで次は戦闘妖精雪風です。見ます。
習慣づけるのは読書ではなく、Google Keepを見ること
加えて今の僕の生活スタイルだと、休日は原稿をするのがデフォルトになっているので、言うなれば時間はフリーなわけです。お出かけはイレギュラー。そしたら、仕事みたいにガチガチにスケジューリングしなくてもいいじゃない。
原稿に疲れたときとか、ちょっと眠いときとかに「Google Keepを見る」という習慣さえつければ、自分が何をしなければならないか一目瞭然です。
エンタメやし適当に見たらええんちゃう……
せやな。
でも僕はこのまま、アニメの話も漫画の話も出来ないしゃべれないだけのオタクになるのは嫌なんだ……。
新しい風を受け続けるために、工夫が必要な方の助けになれば幸いです。