結局長文執筆者はSurface GoとiPad Pro(11inch)どっち買ったらいいの、という話(Surface Go編)
どうも。出先での執筆のために、あるいは執筆しに外出するために、用途の競合商品二つを購入してしまった小野です。
すなわちiPad Pro(11inch)とSurface Goです。
ガジェットオタクでなくとも、何らかの執筆をする人であれば、屋外での作業環境として一度は気にしたことがあるのではないでしょうか。軽くて、軽快な動作で、ちょっとオサレなデバイスについて、心惹かれたことはありませんか。惹かれない方はここまでで結構。ブラウザを閉じて執筆にお戻りください。
どちらも安い買い物ではありませんでした。購入に踏み切れない方も多いと思います。そこで、両方を執筆用に使ってみて人柱になった自分が、冥府の淵から書くのが今回のエントリーです。
記事構成は、まず二つのデバイスについて、使ってみた感想(長所、短所)を上げ、最後に「僕が適していると感じた用途」について記載します。各デバイスの価格、スペックについては割愛します。
大前提
どちらも純正のキーボードは使用していません。Ankerからでている2000円くらいの、電池式のキーボードを使用しています。これももう1.5年近く愛用している相方なのですが、その話はまたいつか。
Surface Go
利点
Windowsが動くのでWordが一切の制限なく使える。
Office付なので最低限のアイデアだし・執筆ツールはそろっている。
特別な操作をしないかぎりWindowsストアアプリしか入らないため、ゲームなどの誘惑が少ない(ブラウザはEdgeが入っているので、インターネットは遮断できない)
OneDriveがOSに統合されているので、母艦(Windows)と同期をとるのが楽&実質的に冗長化されたバックアップが常にとれる。
マルチウィンドウ。
4GB-64GBモデルでも執筆に支障は感じない。現在80000文字を超える原稿をWordで執筆中ですが、特にもたついたりしない。
とにかくWordがサクサク動く。
欠点
ACアダプタがでかくてダサいうえに、充電端子がSurfaceシリーズおなじみの独自規格。どうしてType-Cにしなかったん(憤怒)
外部入力がType-C。ドングルを刺す無線マウスを使いたいときにはType-Cからの変換ハブが必要。
マウスなしで自由自在に操作できるほど、タッチパネルでの操作性はよくない。執筆中のカーソル移動ならまだいけるが……
Bluetoothキーボードを接続していても、入力開始時にソフトウェアキーボードが表示され、邪魔。
ブラウザ上でのドラッグ&ドロップのやり方がわからないため、一部Webサービスの利点を十分に甘受できない。
総評
利点をまとめると「Windowsが手軽に持ち出せる」ということになります。生粋のドザーとしてはこれはうれしい限り。しかし、デバイスとしてはそれだけと言えます。ハードウェアとしてのインターフェースのダサさはもはや伝説級では……? ACアダプタについては、お外で充電はしないにしても、家の中ですら取り回しに困るような形状の大きさなのでもはや擁護のしようがない。
Office付きなのは、うれしい人とそうでない人がいるでしょうね。僕はうれしくない方です。別途サブスクリプション契約をしているためです。サブ機前提のくせにサブスクリプション契約者の脚を遠のかせるパッケージ販売しかないのは、少し不満でした。
まとめると、以下のような人に向いています。
・Windows、Wordに親しみ深く、Wordで執筆したい人
・ポメラほどワープロに特化したものは価格に対して無意味だと思う人
・とにかく安く、軽量で、安定した執筆環境を得たい人
・宗教的事情により罪のリンゴを手にもてない人
次回予告
じつはSurface Goのお値段にもう二万円積むと、iPad Pro(11Inch)のエントリーモデルが買えちゃいます。次回は、そっちの方をレビューしていきたいと思います。
補記
Androidのタブレットは、最近のは分かりませんが少なくとも「Wordでの執筆」には向いていません。理由は次回の記事でまとめて紹介します。